皆さんこんにちは。
本記事では、「プローブベット」について解説していきたいと思います。
プローブベットはポットを獲得するためには非常に有効で、利益的なポーカープレイヤーになるためには必要な知識とされています。
本記事では、そもそもプローブベットとはなんなのか、そして例を用いてプローブベットが効果的な場面の解説をしていきたいと思います。
プローブベットなにか?
プローブベットは、前のストリートでコンティニュエーションベットをしなかったプレイヤーに対して、ポジションがない状態からベットをすることです。
なので、プローブベットはターンかリバーにのみすることが可能です。
例えば、BTNのプレイヤーがオープンレイズをし、ビッグブラインドがコールしたとします。
フロップでビッグブラインドがチェックし、BTNのプレイヤーはC-ベットをせずにチェックを選択。
ターンでビッグブラインドのプレイヤーがベットをすれば、そのベットをプローブベットと言います。
プローブとは、「探る」などの意味があり、相手のハンドの強さを探るためのベットとも言えます。
特に、一般的なプレイヤーはフロップでのチェックバックレンジに強いハンドが極端に少ないので、高い頻度でプローブベットをすることでより多くのポットを獲得することが可能となります。
ただ、相手がチェックバックをした際に毎回こちらがプローブベットをしてしまうと、上手いプレイヤーから搾取されてしまいます。なので、バランスを取ることが重要となります。
以下からは、プローブベットが効果的な場面を紹介していきます。
プローブベットをするのに最適な場面
プローブベットに最も適した状況は、こちらのハンドにショーダウンバリューがなく、かつ役が発展する可能性があるハンドを持っている時です。
例えば、あなたが$0.1/$0.25のオンラインのキャッシュゲームをプレイしているとします。
BTNからのオープンレイズに対し、あなたはJ♠9♥を持っていて、コールを選択。
フロップ:T♦7♠3♦
あなたはチェックをし、BTNのプレイヤーがチェックバックを選択。
ターン:T♦7♠3♦ 2♠
この場面であなたのハンドは、プローブベットをするのに適していると言えるでしょう。
あなたにはガットショットスロレートドローがあり、かつJをヒットしてもトップペアを形成でき、9がヒットしても勝っている可能性があります。
相手の様々なハンドに対して十分なエクイティを持っており、ただ現状ショーダウンべバリューがないため、ブラフしてポットを獲得できれば最善です。
更には、例えコールをされても、もしリバーでもう一枚スペードが出た場合、J♠のブロッカーを利用してブラフすることも可能です。
そう考えると、チェックをするよりもプローブベットをしてポットの獲得を試みるのが「最善」と言えるでしょう。
プローブベットをするのを避けた方が良い場面
先ほど同じ状況とハンドで、今後はボードがA♦ Q♣ 5♥ 5♦ だとします。
先ほどとは違い、このボードでは「プローブベットは避ける」のが無難です。
相手は、フロップでK5sや56s、57sのようなハンドをチェックバックをしている可能性もありますし、AAやQQのようなナッツ級のハンドをチェックバックしている可能性もあります。
一方で、あなたのJ♠9♥はハンドが発展するドローなども特になく、例えリバーでJをヒットしても負けている可能性が十分にあります。
なので、コールされて場合、ほとんど負けているハンドでリバーを見ることになり、リバーではブロッカーを使ってブラフができるようなカードもほとんどありません。
以上のことにより、こういった「発展性のない、かつ相手のレンジに有利なボード」ではプローブベットは避けるべきでしょう。
また、ターンでAのようなオリジナルのプレイヤーに有利なカードが出た際などは、プローブベットの頻度を下げることが無難です。
例えば、BTNからのオープンレイズに対し、あなたは9♠5♠を持っていて、コールを選択。
フロップ:7♦4♠3♦
あなたはチェックをし、BTNのプレイヤーがチェックバックを選択。
ターン:7♦4♠3♦ A♣
この場面では、相手がAハイをフロップでチェックバックをしている可能性が高く、ターンによってトップペアを形成している場合が多くあります。
そうなると、あなたは十分なフォールドエクイティを得られず、かつあなたが相手より強いハンドを完成させるアウツの少なくなります。
相手のレンジに非常に有利なターンの場合、プローブベットはしないのが推奨されます。
もしこのようなボードでバリューとブラフのバランスが取りたい場合は、フラッシュドローなどのよりエクイティが高いハンドを選びましょう。
まとめ
本記事を読むことで、ターンでプローブベットをする適切なタイミングとそうでないタイミングについて一通り理解ができたと思います。
一般的に、ショーダウンバリューがなく、かつハンドが発展する可能性がある時は、恐れずプローブベットをしていきましょう。
多くのプレイヤーはブラフの頻度が少なくなってしまい、バリュー過多になりエクスプロイトしやすくなっています。
オンラインでもライブでも、プローブベットによるブラフが予想以上に成功すると思います。
ぜひ本記事で学んだプローブベットをあなたの戦略にいれ、より利益的なプレイができるようになれば幸いです。
以上となります。
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